退職交渉も終わり、私がこの会社で働くのもあと3週間程度となりました。

最後のメインの仕事は、CATV様向けのケーブルモデム情報取得ツールの開発です。

以前も、同じような開発を行ったことがあり、私にとっては自信のある作業でした。

私が立ち直るよう、得意な仕事を用意してくれていた新しい上司に感謝です。(6月頭で部署移動しました)

みんなを裏切って出てくのは事実だけど、いつまでも暗い顔で仕事をしてちゃ

いつまでたっても上向きの状態になんかなれない。

それに、社長にも最後まで周りに良い影響を残して去ってほしいと言われてるし

全力で目の前の仕事に取り組むことにしました。

退職日を明日に控えた今は、開発作業も一区切りし、とても良い状態になっています。

仕事をやり終えた事ともう一つの理由は、社長から餞別としてもらった本

「意思と人生の法則」 を読んだことです。

著者のジェームズ・アレンは自己啓発書のルーツといわれているようです。

正直で誠実な行動をすること、ウソをつかないことを特に大事にしている社長に

「正しいことをする技術者になれ」といわれた中身が一気に広がった気がしました。

読んで今の私の心に残ったのは次のような言葉達(つまり私の中で曖昧だったり、知らなかったこと)

  • 勝利の人生を手に入れられるのは正しいことに飛びつく人達
  • 生きるということは思考し行動する(変化する)ということ
  • 思考を意図的に変えれば、人は変わる
  • 賢者は思考の支配者(たいていの人は何も考えずに思考に従うが、賢者は賢明な”選択”をする)
  • 自分の利益だけを求める人、自分のための喜びを得ることだけを目的としている人は心の世界における守銭奴
  • 幸福のための心髄-他の人の利益のために交換すること(精神的な恵みをお互いに交換すること)
  • 薄情さ、無慈悲さ、悪意、無情さ、怒りっぽさ、疑わしさ、敵対心、憎しみ、むごたらしさ-これらは幸福の対価として手放すもの
  • ものごとを正しく見抜く人は、どんな目に遭っても不幸だと思わない
  • どんな状況であっても悪いこと(ウソ)をよいこととするわけにはいかない
  • ウソで救ったり守ったりすることは出来ないことをよく知っている
  • ウソは死よりも有害で破壊的なもの
  • 自分を放棄する=自我意識を捨てる=自分本位の暗い欲望を完全に滅するということ
  • 1つひとつの行動の責任はすべて自分自身にある
  • 結果を求めて働くのをやめる 正しいことだけを求めて働く
  • 誤った行いは決してよい結果を生み出さない。正しい行いは決して悪い結果をもたらさない
  • 自分の蒔いた種の結果を左右することはできない
  • 正しいことはとにかく単純であり、誤ったことは果てしなく複雑であり、意識を混乱させる
  • 賢明な人は、何をするのが正しいのかを冷静に見極めて行動に入る
  • 知恵とは、正しい行動、正しい行いをなすことで、実践によってのみ得られる
  • 心のきれいな人、健全な意識を持つ人達は、仕事が好きであり、労働をしているときも幸福
  • 労働が人生であるというならば、怠けることは死ぬも同然
  • 仕事こそ活力を与えてくれる友達である
  • できるだけ努力しないで富を得たいというのは一種の泥棒
  • 自分自身の罪については容赦ない論理をもって責め立てる一方で、他の人の罪については穏やかな憐れみをもって考えてあげること

自分の中で腹に落ちれば、だんだんこの中からは消えていくでしょう。

度々、読み返して自分の成長を計ってみたいと思います。

私は今まで社内外から名指しで仕事がもらえるようなSEになることを目標としてきました。

これからはもう1つ加えて

自分に正直な行いをすると自然と誠実な行動ができるSEを目指したいと思います。

このことが社長を始め、気持ちよく送り出してくれた皆さんの恩に報いることだと思いました。