※すべてが終わった今、あの頃を思い出して書いています。 6/21

新しい会社は7月から、1ヶ月前が迫っています。

就業規則では、30日前までに書面で意思を表明すること

焦っていました。

上司と部長に話しをしてから、引継ぎ資料をまとめて一週間以上

一向に進む気配はなく、淡々と時間が過ぎていってしまう

意を決して、上司に状況を確認、すると”意思が固まったのなら”部長へ

直接、話をしてくれと。意思が固いことは十分に伝わってると思い込んでいた私は

言葉が出ませんでした。その部長と話をしようとするも、外出前で取り合ってもらえず

突然、放り出されたような気分になりました。

自分のことしか考えていない、勝手な思い込みです。

部下から辞意を示される上司の気持ち、恥ずかしながらまったく考えれていませんでした。

後ほど、気づいて(気づかされて?)きちんと謝罪することにしました。

ただ、そのときは退職届は受理してもらわなければという思いで

いっぱいになっていました。

もはや自分勝手な行動しかできず、段取りを超えて直接社長へ提出してしまいました。

当然のことながら、すぐには受理してもらえず、話を一通り聞いていただきました。

話の中で私に突き刺さったのは「信頼してくれる仲間がいるのにひどいヤツだ」という言葉。

今でも素直に笑えないのは、このことを私自身が百も承知だからです。

転職を思い立った当初、ネガティブな会社への不満を考えたこともありましたが

それも、結局は自分の我侭を通して出てくという現実を直視できていなかったからだと思います。

ひどいヤツであることは。。。間違いありません。

一晩、もう一度考えて改めて気持ちに変わりがないことを伝えました。

社長からはご飯を食べに行こうと言っていただきました。

食事の席では本当に真剣に引き止めてもらいました。

社長がどんなことを目指していて、私のことを必要としているか話してくれました。

しかしながら、やはり一度決断したことは曲げられませんでした。

自分でも驚くほどに頑固です。

社長は最後には「どこにいっても正しいことをする技術者になれ」と言って

考えが変わらなければ、明日、退職届を持ってくるよう言ってくれました。

そして次の日、約束通り、退職届を受理してくれました。

ただ、そのときの社長の目には私は良い状態ではないように

写ったようで、最後の仕事をしっかりやって良い状態で退職するようにと

言われました。私自身、その時は自分が悪いサイクルになっているとは

感じていませんでしたが、今思えば、あそこですぐに有休消化で1ヶ月

休みになるより、今の状態の方が何倍も良かったと感じています。

そして、最終出社日は6/22(金)となりました。