本書ではアカウンタビリティを次のように定義しています。

「主体的に自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていく”意識”」

責任と聞くとマイナスイメージ(責任を負うなど)が有り、多くの人が

自ら率先して引き受けたがらないものとされますが、アカウンタビリティを

高く持って仕事に臨むことで初めて成果が生まれると筆者は述べています。

主な内容は、オズの魔法使いの話からエピソードを引っ張ってきて、

登場人物の願いに紐付けてアカウンタビリティを高める4ステップを説明しています。

ライオン

(勇気が欲しい → 現実を見つめる勇気)

ブリキのきこり

(ハートが欲しい → 自分のことを自分のこととして捕らえる心 → 当事者意識)

かかし

(脳みそが欲しい → 知恵を持って解決策を導き出す)

ドロシー

(元の世界に帰りたい → 対策を実施する行動力)

冒頭から一貫して著者が伝えようとしているポイントは以下のように感じました。

(正直なところちょっとくどいくらいに感じました。。。)

○自分で気をつけるポイント

– 被害者意識を持っているのはヴィクティム(自分は犠牲者だと感じてるダメ)な状態

– 言い訳、他人のせいにするのは当事者意識から逃げている

– ヴィクティムな状態には誰でもなりうる

– ヴィクティムな状態だと気づければアカウンタブルな状態に上がれる

– アカウンタビリティが高ければ状況は変えられる

○他人に教えるときのポイント

– 自分がアカウンタブルな状態にないとアカウンタビリティは伝えれない

– アカウンタビリティの押し付けは絶対にダメ

– ヴィクティムな状態だと気づかせてあげる

– アカウンタビリティの4ステップは一朝一夕では身につかない

– 継続的に良いタイミングでアプローチする(グリンダさんのように)

要は・・・

「被害者面してぐだぐだしてるよりは、自分にできることを考えろ!」

ってことなんだと解釈してます。